あじさい三室戸寺(西国十番)

20180627
地震の関係で予定より1週間日にちをずらす
それでも不安だったが母の行きたさが強い
自宅にモリモリあじさいを咲かせているのに謎すぎる

もう咲いてないのではと不安だったが
Instagramなどで検索するとまあまあ咲いている
便利だすごくハッシュタグあじさい寺もしくは三室戸寺

寺直結のあじさいバスは25日で終了していた
めったに乗らない京阪で三室戸駅で下車
京阪電車にやたらテンションがあがる母
つり革が緑だきれいな緑だ抹茶色だ
そうだね宇治だもんね

三室戸駅から徒歩15分
めちゃめちゃ暑い
この日は暑さを避けて早めに行くことにしたのに裏目に出たのかちょうど暑い

母は水筒に湯気がたつほどのあっついあっついお茶を入れてきていて、あつい……と言いながら飲んでいる強い
試しに私が持参していた冷たい麦茶を差し出すとグビグビグビグビと飲んで、うま!とまあまあ飲んでまあまあ大きい声で叫んでいた

母は写真を撮るのが趣味で着いた途端に目につくものをパシパシ撮り始める
f:id:m_i_w_a:20180701125455j:plain

まだ入口だろ、あじさいならもっと奥にたくさん咲いてるだろと慰めて早め早め行動を促す

参道に入り進むとギョッとするほどの石段が目に入る
右手にはあじさいが広がっているのが視界にあるけど先にお参りしようかと石段に向かう

1段の高さがまちまちで高い
めちゃめちゃ乳酸がたまるパターン
なんとか登りきり手と口をゆすいだところで本日大事すぎるハンドタオルを落としていることに気づく

小走りに石段の方へ向かうと一番下の手すりに私の本日大事すぎるハンドタオルがかけてある
小さめのため息と共に母に取ってくるからと先にご朱印をもらっておくようにと伝えて降りる

わたしも若くはない
階段でほんの少しの油断やスキで腰やひざを痛めてしまう
慎重に素早く降りていく視界に登ってくる家族連れが見える(それ、持ってきてもらえないか)と思いながら降りて回収

階段を再び登りきると母が目の前で石の像を撫でまくっている。撫でると金運がなどと話しておばちゃんの群れに負けずと全箇所撫でまくっていたし、もちろんご朱印はもらっていない

本堂の前には蓮がたくさん
水の張った壷の下半分のような入れ物に植えて(?)ある
もう少ししたら100くらい咲くらしい
ひとつふたつみっつほどは咲いていた
しかし暑い

わーきれー!と写真を撮りたそうにするところを先にお参りとご朱印と戒めて連れていく

ちなみにお参りではいつも実家の住所と家族の名前を伝え今後も見守って頂けるようにお願いするのだが、友人にそれを伝えたところあんたが結婚できるようにお願いする方が家族は何倍も喜ぶであろうと言われてなるほど
f:id:m_i_w_a:20180701132343j:plain

今日は父がおこづかいをくれたとホクホクしていた母がわたしにもご朱印帳を買ってくれた
今まで母と一緒にまわった寺社を考えるとわたしも朱印を集めておけばよかったと先日ボソッと話したのを覚えていたらしいがこれを買うと集めたくなる癖が爆発しそうになるのではとブレーキかけていたところをあっさり越えてくる母
お守りも購入し石段を降りてあじさいを見に
f:id:m_i_w_a:20180701132737j:plain

すごい
思ってたよりすごかった

あじさいってこんなに種類があるのかと驚き
そしてキレイ
そして暑い暑い暑い

写真を撮り始めると母の徒歩スピードは半分くらいになるのでわたしも同じようにスマホでパシャパシャ写真を撮る

暑さであじさいも疲れているのか枯れ始めているのも多数
その中でも今が旬!と言わんばかりのまぶしいあじさいも多数であった
Instagramで見かけたハート型になっているあじさいも発見
ハート型だからなんなんだと思っていたけど実際に目にすると(おぅ……ハート型……)となり不思議だ

それにしても外国人が多い
あちこちから韓国語や中国語のような声が聞こえてくる
欧米人はいなかった

若くてオシャレな女子二人組も多数
キレイに咲いている自分達の顔よりも大きいあじさいの茎を引っ張って顔に引き寄せ写真を撮り合っている
美しく咲いているあじさいをバックに「パシャシャシャシャシャシャ」と思わず見ずにはいられないほどの連写を連続してかましては「🆗‼️」と笑いながら去っていく
なにをしても自由だが茎を引っ張るんじゃねぇ


とにかく歩いて汗をかいて疲れていたので花の茶屋なる休憩所でわらびもちをふたりで頂く
ただのキンキンに冷えた水がうまい
座った外の席がうわった緑と隣接していたところだったのだけど銀杏のあの独特の香ばしい臭に似た臭がつよい
わらびもちは美味であったが香ばしい臭に耐えきれず早めに退散
あじさいパフェあじさい氷なるインスタ映えを狙ったメニューもしっかりと用意されていた
f:id:m_i_w_a:20180701133610j:plain

思ってたよりは広かったけど西国十番のお寺なのでもっと大きいかと予想してたので意外とコンパクトにまわれたねと話していたのにたっぷり二時間半も滞在していた

腹がすきすぎて死にそうだったが三室戸周辺にはご飯を食べるところがあまりなく京都まで出て北極星でチーズハンバーグオムライスを頂いた

母のリクエストは肉か洋食であったが二択にしてもなかなか決められない
わたしは食べられるものならなんでもよいのだが、きっと母もなんでもよいのだろう

結局ビーフカレーオムライスを注文していたが米の量が多く泣く泣く残していたごめんなさい
少し前のわたしなら母の残したものもたいらげていたが寄る年波はわたしの胃にもせまっているようで不甲斐なく悲しい


あじさいなどの花を目的としたものだと見頃かどうかでテンションと達成感が左右されることを考えると今回は80%ほど満足の見頃具合でした
f:id:m_i_w_a:20180701134003j:plain
ハート型やっぱりかわいいなぁ